戦後、小学生の平均身長は着実な伸びを見せてきました。これは、食糧難の時代を乗り越え子どもたちの栄養事情が格段に良くなってきたことと無縁ではありません。

しかしながら、文部科学省が公表した平成29年度学校保健統計(学校保健統計調査報告書)によると、平成6年度から13年度あたりをピークにその後は横ばい傾向にあるとされています。

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どうして小学生の身長が伸び悩んでいるのでしょうか?
なにか原因があるのでしょうか?

どうして平均身長が横ばい傾向に?

その要因について「栄養状態が十分に改善したため」と指摘する専門家もいます。

また、一方で「子どもの睡眠時間や外遊びの機会が減る傾向にあり、背を伸ばすのに好ましくない状況」とする専門家がいるのも事実です。

はたして、これ以上小学生の平均身長は高くならないのでしょうか?また、高い身長を望む親はどのようなことに気をつければいいのでしょうか?

身長を伸ばすには「成長スパート期」という身長がいちばん伸びやすい時期をつかむのが何よりも大切です。この時期を逃すと大きく成長する時期は二度と訪れないとされています。

 

しかし、「成長スパート期」が訪れるのは子どもによって個人差があり、いつかを知るのは難しいものです。

一般的には、女子は10歳ごろに、男子は12歳ごろに始まるとされています。

 

成長スパート期にやること

むねあて

身長が伸びやすい時期が訪れたときに気をつけたいのは、食事・睡眠・運動の3つです。

食事

食事について大事なことは、必要カロリーを日常の食事でしっかり摂取することです。特に肥満状態じゃないにも関わらず、食事制限をしてしまっては、身長を十分に伸ばせない可能性があります。
そして、タンパク質の摂取を意識的に行うことも大事です。

『背を伸ばしてくれるのはカルシウムなのでは?』

と考える人がいるかもしれませんが、これは誤りです。

カルシウムは骨を強くするものであって、背を伸ばすのに重要なのはタンパク質です。肉や魚、大豆といったタンパク質を豊富に含んだ食品をとることを心がけましょう。

睡眠

睡眠に関しては、その深さと長さが重要です。というもの、成長ホルモンは最初の3時間の深い眠りの間に分泌の大きなピークが来るからです。

そして、その後もおよそ3時間おきに分泌のピークがやってきます。したがって、小学生ならば最低でも8時間の睡眠時間は確保したいものです。

運動

最後に運動ですが、「過度な運動」ではなく「適度な運動」を心がけましょう。

適度な運動は、成長ホルモンの分泌を促すとともに骨を強くしてくれる効果も期待されるからです。

ところが、過度な運動を行ってしまうと、成長に必要なエネルギーまでも消費してしまいかねません。以上のように、食事の内容に十分な睡眠時間、そして適度な運動によって高い身長を望むことも不可能ではないといえます。